「物語ブランド」が重要な理由 4
「ストーリーとは顧客の求める
価値を形にするもの」
顧客のインサイト(心の声)を
活用してマーケティングに活かす手法は、
伝統的なマーケティングにおいても
実践されていますが、
それが自社のブランドにおいて
どれほど大きな意味があるのか、
また実用化する際に
何を変えていけばいいのかといった
「実行の課題」とは切り離されている
ことが多いものです。
しかし、「顧客を中心としたストーリー」を描いており、
それを彼らに対する具体的な計画や行動に
おいてデザインしている場合は、
そのインサイトの活用の方法の
取り組みやすさが格段に違います。
ミラー氏の方法の肝は、
実際にはブランドが具体的に
提供している価値そのものを、
あるいは顧客が求めている価値そのものを
明確にすることを主眼としています。
それは企業がどのような
優れた製品やサービスを作っていても、
顧客が望んでいる成功をきちんと
ブランド側が思い描いていないならば、
「観客はすぐに席を立ってしまう」のです。
その意味で彼の言うストーリーブランド、
つまり物語ブランド(“ブランド物語”ではなく)とは、
顧客がこのブランドと付き合うことによって、
明らかに輝かしい未来に到達できる
というイメージができるものでなくてはなりません。
その意味で限りなくブランドの
スクリプト(脚本)は、
エレベーターに乗っている短い間でも
顧客にその商品の価値を説明できる一行の「エレベーターピッチ」とまったく同じです。
そして、ブランドのピッチというのは
主役である顧客の機能的な問題だけでなく、
情緒的な問題点を解決することなのです。
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